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2009年06月 アーカイブ

2009年06月05日

一段落。

 昨日、今日と池袋で日本熱傷学会が開かれていました。例年、日程が形成外科学会に近いのでなかなか参加できずにいましたが、今年はひと月以上開いていたので昨日に絞っていって参りました。4月下旬から続いた一連の学会やセミナーも、7月まで一休みです。
 総会参加は実に3年ぶりでしたが、さすがにこれだけ間隔があいてしまうと、結構目新しいことがありました。昨日の常識は今日の非常識というわけで、いろいろと目から鱗が落ちるようなことがありました。さっそく日常の診療に取り入れることにします。
 そうそう、マスコミ主導のインフルエンザ騒動はすっかりなりを潜めてしまっていますが、まだまだ秋の第2波が予想されていますので、防御策を身につけるなら今のうちです。今回は自分が発症したときのためのマスクを携行し、つり革や手すりに触れるのは右手だけとし、その右手では自分の顔には触らないように気を付けてみました。100%ではありませんでしたが、おおむね達成できていたと思います。秋に向けて更に精度を上げていかないといけません。

2009年06月12日

梅雨の晴れ間の紫外線、など

 先日、ようやく梅雨入りしたのですが、本格的な梅雨は今月下旬からのようで、しばらくは晴れ間の多い日が続くとの予報が出ています。
 今の時期、油断しやすいのが紫外線対策です。紫外線=夏という印象があるせいか、梅雨時期は天気が悪いからという油断があるせいか、この時期の紫外線対策はつい忘れがちになるのではないでしょうか。この話題、いつだったかも書いたような気がしますが、月平均紫外線量がピークになるのは確かに8月です。しかし、それは晴れた日が多いから。理論上紫外線が最も強くなるのは夏至の日で、今年は6月21日がそれにあたります。
 曇りの日の紫外線量は晴れた日の半分・・・それでも紫外線対策は必要です・・・ですが、この時期に晴れた場合には、それまでの雨によって大気中のホコリが洗い流されているので、ますます紫外線は強くなります。梅雨時といえども紫外線対策はしっかりと行いましょう。

追記:昨夜、新型インフルエンザに対する警戒をフェーズ6とする発表がありました。新型ウィルスは現在、南米チリやオーストラリアで蔓延しており、秋になるとこれが北半球に戻ってくるといわれています。病原性は当初の見積もりよりやや強くなっていて、2年ほど前から季節性インフルエンザの重症型となっているブリスベーン株と、香港カゼの中間くらいといわれています。H5N1ほど恐れなくてもよいのですが、しっかり対策しないと重症者が頻発する可能性があります。皆さんにとって、ワクチンだとか発熱外来だとかは個人ではどうすることもできないのですが、咳エチケットや咳につかったティッシュの扱い、マスクの使用基準や正しい手洗いといったことは今から習慣づけておくことが重要です。