日曜に大阪で開かれていた漢方講座に、寝台特急「あかつき」2連泊でいってきました。
アメリカで発達した形成外科からは、一見対極に位置しているように思える漢方医療ですが、実は日頃の外来でもいぼやにきびの治療などを通してけっこう馴染みが深いのです。この漢方を、もっと上手に使いこなしたい・・・そう思っても、漢方の診断学は西洋医学とはまったく違い、道に迷ってしまいます。中でもとりわけ難しいのが、「実」とか「虚」とかの、いわゆる「証」を判断することです。多くの漢方講座ではこれを問診や触診(これも独特でとっつきにくいものです。)によって判断しますが、この講座では舌診を切り口として証を判断します。幸い形成外科は噛み合わせをみることも多く、口腔内なら見慣れています。これならすぐに使えそう・・・そう感じたからこそ、わざわざ大阪まで通っているのです。
通いはじめてから、使う処方の種類や使い方の引き出しがだいぶ増えました。「あかつき」がもうすぐなくなるのは困りものですが、もちろんその後も通い続けます!
さて、今回の収穫?は、帰りの「あかつき」を待っている間の大阪駅前で。地元では見つけきれなかった「直径28mmの写真用フィルター」を入手しました。漢方とは関係ないのですが、ホクロや皮膚腫瘍の診断のために導入する「ダーモスコープ」にカメラを接続するのに必要だったもので。今週からさっそく実戦配備しました。
大阪での収穫諸々。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sueyoshi-keisei.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/41